- 2013/03/28
- 平成25年3月定例会の様子
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平成25年3月21日(木)三重県総合文化センターにおいて平成25年3月三重県地域密着型サービス協議会定例会を開催致しました。
今回の研修会は「排泄ケア」について、NPO法人 日本コンチネンス協会の牧野美奈子氏をお招きして行われました。
牧野氏はまず、排泄障害のアプローチとして、アセスメントの必要性とコンチネンス(排泄のコントロールがついている状態を表す言葉)について詳しく説明して頂き、排泄のメカニズムについて改めて学習した後、排泄障害がそれぞれどのような状態で引き起こされ、どう対応していくか、わかりやすく教えて頂きました。
また、適切な記録のとり方と、その記録をどうケアに活かしていくか等、介護施設で働く私たちにとって欠かすことのできないアセスメント記録の重要性を再度訴えられておりました。
この講義を受けて、排泄ケアはプロセスをチェックし、人としての尊厳をきちんと守り、ともすると命にかかわる排泄障害にしっかりと対応できるよう、今後もより一層、学んでいかなければならない事であると改めて再認識させられました。
記:広報委員 谷口 紀彦
講師紹介
牧野 美奈子氏
(日本コンチネンス協会 排泄相談員、看護師、介護福祉士、ケアマネージャー)
排泄に関する研究で著名な日本コンチネンス協会の排泄相談員で、2007年に老年泌尿器学会で学会長賞を受賞。全国自治体の主催する研究会をはじめ数多くの講演を担当。
排泄分野では最も活躍している専門家の一人。
「おむつ百科」「福祉用具の選択・活用法」等著書多数。