- 2016/07/14
- グループホームにおける虐待について
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先般、愛知県安城市のグループホームにおきまして入居者に対する暴言。暴力の実際が報道されました。営利法人の運営するグループホームで虐待が常態化していたことで、営利法人を母体とする事業所への社会の目が一段と厳しくなります。
当三重県の協議会としまして、このような入居者に対する虐待行動は、絶対に避けなくてはなりません。精神的なストレスが過重にかかる業務ではあり、職員全体のやり場のない葛藤などが引き金となり、そのうっぷん晴らしに入居者がターゲットとされることは遺憾であります。
弱者を守り、その代弁者としての立場をわきまえず、誰にも見えないから、または訴える恐れのない認知症の人への攻撃は、介護者として、人間として絶対に許されるものではありません。
当協議会会員事業所の皆様におかれましても、再度、自らの事業所を見直し、虐待につながりかねない職員間の精神的ストレスや憤懣など今一度確認いただきますよう心よりお願い申し上げます。
また、事業所のスタッフの方々におかれましても、もしも虐待を見つけた折には、出来る限り速やかに当協議会、地元保険者や第三者委員会への通報をお願いいたします。
虐待・身体拘束のない三重県を継続し守り抜くために、皆様のご高配をお願いいたします。