平成27年9月8日(火) 13:30〜16:30 三重県総合文化センター セミナー室にて平成27年9月度の定例会が行われました。

今回の定例会は「小規模の運営・地域とのつながり」をテーマに全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会副代表の宮島渡(みやじま　わたる)先生をお呼びして講義形式で行われました。

小規模多機能のことだけに関わらず、認知症ケア全体のこともお話していただいたなかで、認知症ケアは「認知症」に焦点を当てすぎ認知症の原因疾患のこと、障害、行動の異常性ばかりに気をとられ、症状を止める、行動を変えるといった対応をするのではなく、「人」に焦点を当て、希望、要望、心配事など人間が当たり前のように考えることに注目し、本人の「〜したい。」を実現していただくために支援にあたることが本来の形である。ケアを行う上で、こうでなくてはならない。と100％の『正解』を求めようとするが、本人、家族、職員などが話し合い、その方にあった答えを求めていく『成解』があって良いのではないか。とおっしゃっていました。

このお話をお聞きし、いかに楽しみをもった生活を送っていただけるかをもっともっと追究していかなければいけないと強く感じました。



広報委員　　家城秀昭