会員へのお知らせ

2015/07/21
平成27年7月研修会の様子

平成27年7月15日 10時〜16時まで三重県総合文化センター中研修室にて、中堅者研修を行いました。
まず、西村理事の講義から始まり、「地域包括ケアシステム」について図を交えてとても簡潔に講義して頂きました。

次に藤原理事から「その人らしい生き方を支える為の生活支援」と題した講義をして頂き、生活を支援している専門職であれば、もちろん個々の介護技術・身体的ケアの技術・心理的ケアの技術・家事援助の技術等々求められるが、そもそも「生活」とは何なのか。「生」すなわち生命の維持だけではなく「活」すなわち活き活きとした活動を持ってこそ「生活」といえるのではないかと述べられ、皆さんにも「生活」とは何なのか時間をかけて考えてみてくださいと講義を結ばれました。午前の締めくくりに「生活」についてグループワークを実施。

午後からは中井氏から「人を傷つける言葉の悪影響」についての講義があり、そのあとグループワークを行い、「もしかしたら人を傷つけいるかもしれない言葉」をイエローカード、「使ってはいけない言葉」をレッドカードに書き、グループで討論。発表を行い、最後に三吉会長からコメントをして頂きました。

会長からは、つい忙しさにかまけて使ってしまう言葉が適切なものかどうか、しっかりと考えて頂きたい。もし同僚が利用者に対して適切ではない言葉を使っているところを見て違和感を覚えたら、自分自身も同じ事をしていないか考える事。中堅者は認知症という病気を専門職としてしっかりと学ぶべき。中堅者は後輩を育てる立場でもあるので、よりいっそう専門職としての責任をもって自身を磨いて頂きたい。発表者の方からもあったように利用者に対する言葉の前に、職員同士の言葉使いから普段から気をつけていれば自然と良い環境になってくる。お互い素晴らしい職場になるよう、がんばっていきましょうと研修を締めくくりました。

また新たな気付きを共有しあう事ができ、非常に有意義な研修会となりました。
今後もまたよりよいケアを目指し、謙虚に学んで参りたいと思います。

広報委員 谷口 紀彦