会員へのお知らせ

2012/12/25
平成24年12月定例会の様子

平成24年12月19日(水)三重県総合文化センターにおいて平成24年12月三重県地域密着型サービス協議会定例会を開催致しました。

今回の定例会は、認知症介護における中堅(認知症介護3年以上)の職員さんを対象に「自己覚知」を促す目的を持って、グループワークを中心に研修を行いました。

内容としては、午前中に『手探りで切り開いた認知症ケア〜 きのこエスポワール病院の30年』というDVDを鑑賞しました。1984年日本で初めての認知症専門病院がケアの方法を求めて、挑戦と失敗、改革を重ねた30年間の稀有な映像記録や、医療的アプローチから生活支援アプローチへの転換が映し出された貴重な資料を見せて頂き、非常に良い勉強をさせて頂きました。

午後からは、5グループに分かれて、それぞれの事業所で技術的、業務的に抱えている課題について話し合い、課題に対する共通の認識を持ち、その課題に対してどう解決していくべきか意見交換を行い、発表を行いました。

私のグループではグループの皆さんが利用者様1人1人に対し、職員と団結して献身的にケアをしている現場の様子を伺い、さすがはベテランの方たちだと、とても感銘を受けました。その中でも、「職員同士が仲良くすれば、それが利用者さんに伝わる。利用者様も職員もお互いに必要とされる人間関係を作っていくのが大事なのではないか」との意見にとても心を動かされました。そして、グループの中で、理想の施設を作る為の第1歩として、「明日から自分が出来る事」を1人1人課題を立てて実行していくことを約束してこの研修を締めくくりました。

本年を締めくくる今回の研修は、自分から進んで職場を良くしていこうとの、一段と深い決意をさせて頂くことができました。

明年もまた、協議会の皆様と共により良いケアを目指すため、しっかりと学んで参りたいと思います。

記:広報委員 谷口 紀彦