会員へのお知らせ

2012/08/28
東海地区認知症フォーラム2012in愛知

8月の定例会報告と前後しましたが、7月10日に行われました認知症フォーラム2012in愛知の様子を報告いたします。

1)基調講演について
先天性四肢欠損症で生まれた佐野有美さんの講演を聴き、また彼女の詩集からレコードアルバム化された『歩き続けよう』を聴き、その正直な気持ちがダイレクトに伝わり、涙が出ました。理性の奥にしまい込んでいる、悲しみ、悔しさが、歌声の中に感じられ、その悲しみを乗り越えて、皆の前で励ましのエールを送り続けていると言う現実を知り、彼女の行動が人々にどんなに勇気を与え、希望を送っているのかと感動させられ、本当に素晴らしい講演でありました。

2)制度改正に伴うサービスのあり方について
『地域のつながりを高める感動のまちづくり』と題して、グループホーム事業者が実際に取り組んでいる、ホームと地域の人達との交流の模様が丁寧に紹介されておりました。
『グループホームに暮らす人達が、近隣の地域社会の人達と、どう交流し、繋がっていくのか』は、各地域内の他職種共同研修の実施を通して、認知症の理解を深め、地域ぐるみでサポートする必要がある、との結論。
また、行政側に、しっかりと責任を持ってそれらをまとめあげていく、機能させる人材が必要であり、担当者によって格差が生じるために担当分野の勉強を通し、リード、対応できる力を養ってほしいとの要望があり、深く納得できた内容でありました。

明年の認知症フォーラムは三重での開催です。
また皆様のご協力をお願い致します。

記:広報委員 谷口紀彦